レーザー脱毛の仕組み

レーザー脱毛に利用される光には、黒又は茶色、すなわち毛の中の「メラニン色素」に対して熱を発生します。毛根部の黒い色素(メラニン)にレーザー光を照射することにより、毛根部にのみダメージを与えるわけです。
こうして毛根部分にある毛の再生組織、毛の成長を促す毛乳頭が破壊されることによって、毛が生える根源をなくすことで脱毛が可能になります。

そうです、レーザー脱毛は直接毛をつまんで引っこ抜く脱毛ではなく、レーザーを照射し、間接的に皮膚の下にある毛の要を破壊・死滅させる脱毛方法なのです。
肌には影響がなく、黒い色素だけに反応することから日焼けしている場合やほくろなどは施術することはできません。

特徴

処理が早い

レーザー脱毛の最大の特徴は、レーザーを照射する範囲が広ければ広いほど広範囲を一気に脱毛できる点です。無駄毛を一本一本つまんで処理するのではなく、レーザー脱毛は一度に何本もの毛を処理することができるため、処理時間も早く、ワキの下だけであれば数分で1回分の脱毛が可能です。

また、無駄毛を抜き取る場合にはある程度毛を伸ばさないと脱毛できません。
しかしレーザー脱毛の場合は毛をつまんで脱毛するわけではないので、伸ばしておく必要がないのも魅力と言えます。
逆を言えば、剃っていないと毛全体にレーザーが反応してしまい、痛みが増してしまいます。
レーザー脱毛するときは、あらかじめ無駄毛を剃ってクリニックに行きます。
無駄毛を伸ばしたまま外出するわけではないので気持ち的にもラクですよね。

痛みは耐えられる程度です

痛みは、よくゴムではじかれたような痛み程度と言われていて、針脱毛などと比べて痛みが断然違います。
ただし、痛みは人によって様々で、さらに脱毛部位によっても痛みが違うようです。
男性の場合はヒゲ。毛が密集した場所では広範囲にレーザーが反応するため痛みは全然違います。毛穴が多く量も多い場合、皮膚がデリケートな部分はどの脱毛でも痛みが伴います。

お肌へのダメージが少くて済む

レーザー脱毛は皮膚へのダメージが少ないので、全身どの部位でも照射可能です。
ワキの下やビキニライン、背中、うなじ、お腹などはもちろん、顔のウブ毛などデリケートな部位でも安心して脱毛できます。皮膚に負担が少ないためアトピーや皮膚の弱い人にもおすすめです。

また、レーザー脱毛を行うことで毛根を破壊し、毛がなくなるために毛穴がふさがります。
毛穴が目立たなくなり肌のキメが細かくなるためお肌がスベスベになるんですね。
自己処理等で痛んでしまう肌をそれ以上悪くさせない、といった側面も持ち合わせています

施術の流れ

当日までの準備

当日までに処理したいところの無駄毛を剃っておきましょう。
また、日焼けも控えます。肌が焼けていると断られるケースもあります。

レーザー脱毛開始

レーザー照射する前に安全のため、ゴーグルを目につけておきます。
処理する部分にジェルを塗り、脱毛開始です。
レーザーが照射される部分が一瞬光り、痛みとともに毛根に反応します。
これを繰り返すようにどんどん照射位置を移動して、両脇であれば数分程度で脱毛終了です。

患部を冷却する

レーザー脱毛と同時に患部を冷却するものと、脱毛後に冷却する場合がありますが、同時に冷却するほうが安心です。カウンセリングなどで確認してみましょう。
個人的にヒゲをレーザー脱毛したときは常に冷やして感覚を麻痺させておかないと痛くて仕方ありませんでした。

施術終了後

レーザーの照射後は軟膏を塗って肌を保護します。
また、照射後は毛穴が赤くなることがありますが、通常2-3日でなくなります。

当日にシャワーや入浴も可能です。
ただし、熱いお湯だと色素沈着などり恐れがあるのでぬるま湯などで流します。
できれば当日は安静にしておくのがベストです。
また、肌が赤みを帯びているときに日焼けをすると染みになってしまうことがあるので日焼けには注意しましょう。

数日後、レーザーを照射した毛穴に残った毛が浮き上がってきます。自然に抜け落ちます。
もしも抜け落ちない場合は、ピンセット等で取り除いてください。
引っ張ってみて痛いようなら、生えていなかった毛包からの再生毛です。抜かないで、次回のレーザー脱毛に備えましょう。

その後毛の生え変わる毛周期を過ぎると脱毛時に生えていなかった毛が生えてくるので、レーザー脱毛を繰り返します。

注意点

日焼けは絶対にしない

レーザー脱毛前後のどちらにも共通して言えることですが日焼けは特に避けましょう。
日焼けした皮膚のメラニン色素に反応してしまい、脱毛できなくなってしまいます。
また、脱毛後の日焼けは肌に色素沈着を起こす場合があります。

また、日焼け止めを塗ったままの状態でのレーザー脱毛も危険ですので、脱毛当日は日焼け止めなどは塗らないで行きましょう。

毛抜きでの処理、脱色はしない

そしてレーザー脱毛する前に毛を剃るのは大丈夫ですが、自分で脱毛してしまうことは避けましょう。肌の下にある毛のメラニン色素に反応するため、レーザーに反応しなくなります。

また、毛は脱色せず、そのままにしておきましょう。色を抜くことでメラニン色素が不十分になり、完全に脱毛できない可能性がでてきます。

レーザー脱毛したのに生えてくる無駄毛は処理していない毛です

毛には発毛のサイクルがあり、発毛活動を休止している毛があります。冬眠状態で表面には出てきていないと考えてください。
そのような毛についてはレーザーで脱毛することはできず、その毛が生えてきたときにまた処理することになります。
だいたい2ヶ月くらいの期間を設けて発毛のサイクルにあわせて脱毛していきます。
体質にもよりますが、通常5-6回程度の脱毛で永久脱毛になると言われています。

やはり痛みは少なからずあります

針脱毛に比べて痛みが少ないのは確かですが、痛みが全くないというものではありません。
一般的にゴムではじいた感じと言われていますが、脱毛する部位、毛の濃さ、密集度などでレーザーの照射強度を変化させます。
部位によっては痛みを強く感じる部分もあると思いますので、麻酔や冷却などで痛みを軽減させます。

Q&A

病院によって価格がずいぶん違うのはなぜ?

レーザー脱毛は保険適用外の医療行為となりますので、病院側がそれぞれ価格を自由に設定できるようになっています。
機材は同じでも価格が違うのはこのためです。
高いから良いというわけではありませんので、いくつかの病院に行きカウンセリングを受けて信頼できる病院で脱毛することをお薦めします。

アレルギー体質でアトピー肌でもレーザー脱毛はできますか?

レーザーでの脱毛は、放射線のように人の身体に害を与えるものではありません。今のところ、アトピーやアレルギーが悪化したという例はありません。
肌にレーザーを照射しますが、影響があるのはその下にある毛のメラニン色素だけですので、カミソリの処理などのように肌にダメージが強くないのが特徴です。
また、心配な場合は医師と相談して、レーザーの出力を下げてもらうなどしてもらうとよいでしょう。

毛周期って何?

毛というのは今生えているものだけではなく、皮膚の下にまだ生えずに眠っているものがあります。今生えている毛が抜け落ちると、今まで眠っていた毛が生え始め、簡単に言うと生え変わるという感じになります。
このことで、今生えている毛をレーザー脱毛した後にさらに眠っていた毛を抜く作業が通院という形になりますが、この生え変わる毛周期はだいたい2-4ヶ月という周期になります。

レーザー脱毛後も特に変わらないけど...

直後は特に変わりは見られません。
少し経つとレーザー照射した部分から毛が抜け落ちてきます。
そして生えていなかった毛が次に生えはじめますので、それをまた脱毛に行くといった感じになります。

歴史

1983年 ハーバード大学のRox Anderson博士が「選択的光熱融解」理論を発表しました。これはレーザーの照射時間を短くすることで、ターゲットだけを破壊して、周りの組織には影響を及ぼさないようにするという、レーザーを使った治療法です。
この理論を元にレーザー脱毛が研究されました。

1995年 アメリカ サーモレイズ社の脱毛用レーザー機器に対し、FDAが脱毛用レーザー機器に対し、その安全性を認め、販売許可が下りました。
また、アメリカレーザー学会に於いて、レーザー脱毛に関する演題が初めて発表されました。

1997年 日本にレーザー脱毛機が導入され、皮膚科・美容外科などの医療機関によって、施術が行われるようになりました。

1998年 パロマ-社が自社のレーザー脱毛機に対して「永久的減毛」という表現を用いることをFDAに申請し、許可を得ました。

以後、FDAでは15のレーザー脱毛機と2つのパルスライト脱毛機に対して販売許可を、また6つのレーザー脱毛機に対して、「永久減毛」という表現を使用することを認めています。
「永久減毛」とは脱毛治療によって減毛された状態が長期間に渡って持されていることと定義付けされています。

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